ニースの郷土料理も幾つかありますがその中でも名物はラ・ソッカです。
名前は面白くて覚えやすいですね。
材料は非常にシンプルで味もシンプルです。日本の食べ物に例えると具のないお好み焼き?具の無いクレープ?でしょうか。
ソッカの歴史は中世時代まで遡り、イタリアのリグリア地方から来たらしいのです。今でも別の名前で食べられます。
ニースでは朝早くから働く人や漁師、貧乏人などがよく食べました。
材料はひよこ豆の粉とオリーブオイルで、大きめのクレープ(ラ・ソッカ)を作ります。パン釜で焼くので、釜の大きさ程の深皿が必要です。強火でフワッと焼き上げないと美味しくないので家庭では作れません。
だから地元ニースの人も出かけて食べるのです。食前酒のおつまみ、もしくは前菜として食べます。焼きあがった熱々のソッカにほんの少しだけ塩・胡椒で味付けして食べます。ソッカにはプロバンス地方で作られたロゼワインがとっても良く合います。焼きたての熱々を食べるのがお勧め。ソッカは外がカリッとしていて中がフワッとしてとっても美味しいのです。
現在は特に旧市街の屋台や食堂で食べられます。一番わかりやすいのはテレザさんのところでしょう。多くのガイドブックに写真も掲載されていていますね。サレヤ広場の丁度まん中に礼拝堂があって、その入り口の前でお店は見つかります。旧市街の細い路地にもこういった郷土料理を出すお店はたくさんあって、ぶらぶら散策しいると「SOCCA」と書いてある看板を見つけることが出来るでしょう。
サレヤ広場の奥に新しいソッカのスタンドができています!ニース名物のパンバニア、ピッサラディエール、ファルシなどもあって、お店の人も感じがよくてお勧めです。
どの店でも一回で6~8人分しか焼けませんから、おいしいお店では結構並びます。ソッカのお値段は一人分3ユーロ前後です。
最近は、このソッカをチップスにしたソッカチップスもニースのスーパーでも買えるようになりました!おみやげとしてもオススメです。
東京の丸の内でもフードトラックのChez Sasacoでソッカを買うこともできます。
ぜひ味見してみてください!
“ニースの名物 ラ・ソッカ La Socca” への1件のフィードバック
コメントは受け付けていません。